なごみの理念

なごみ理事長 小森 猛 障害を持つ人の地域での自立生活の確立するため、「自立とは、自らの人生の在り方を自らが決定するということ」という考えに基づき、命を与えられた一個の人間としての個人の尊厳を徹底的に擁護することを基本理念とする。

障害を持って生まれてきた人、人生の途中で障害を持った人、「障害」を持っているが故にこの社会で生きにくさを抱えて生きている人々。それらの人々は、障害を持たない人と同じように、自分のしたいことをできなければならないし、行きたいところに行くことができなければならないし、人生に希望を持つことができなければならないのです。そのために社会が変わろうとすること、それがノーマライゼーションです。地域生活が困難な重い障害を持つ人がいたとしても、それはその人の障害のせいで地域生活ができないのではなく、社会にその原因があるのです。どのように重い障害を持つ人でも、地域生活が可能となる、そのような社会に変革してゆく努力をし続けなければなりません。1980年に国連総会が採択した国際障害者年行動計画には、「ある社会がその構成員のいくらかの人々を閉め出すような場合、それは弱くもろい社会なのである」と記されています。私たちのこの社会はそのような弱くもろい社会となっているのではないでしょうか。そして、この生きにくい社会で生き抜いている、障害を持つ人たち。その人たちの生きざま、その命の在りように、心から尊敬の念を抱ける社会にしていかなければならない、そうすることで普遍的に全ての人が暮らしやすい社会になると確信し、私たちは日々活動しています。

2007年冬 理事長 小森猛

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